お皿は、直径40cm以上ありそうな大判で、表面の4分の一くらいが「鬼おろし」
残り6割は、あげだまではなく”天ぷら”で覆われていました。

個性的すぎる美味麺

きしめんのようにペラペラではなく、分厚く重厚感のある平打ち。
かなりの幅広と言うよりは、超極太と言った方がしっくりくる、ずっしり噛みごたえのある麺です。

 

 

それでいて、もっちりとした跳ね返す弾力もあり、ホシが目立つ殻ごとすり潰した全粒粉麺につき風味はバツグン!
更に表面はなめらかで、全粒粉なのにザラつきはなく喉越しが良いと言う、良い所取りうどんは庄司さん独特なバランス。

 

 

超極太麺だけに、うどんにもやや強めに塩気があり。
つけ汁などは何も付けなくても、ずっと食べていられるくらい、最高においしくボク好みなうどんです。

鬼おろし

はじめていただく、庄司さんの、鬼おろしは、超超あらびきな大根おろしでした。
いや、むしろ大根がおろされてないような、あらみじんの大根をどっさり乗せたような仕様。

 

 

つーんとした辛さのイメージで口へ運ぶと、良い意味で面食らうほど辛くない!
いや、むしろ甘い事に驚きました。

 

 

ナツ「これって一般的におろしに使われる大根の細くなっている先っぽ側じゃないですよね?葉っぱ側ですか?」
店主「あっそうですね先も葉っぱもなく丸ごと使ってます」
ナツ「やはりそうですが甘みが強くて超おいしい」
店主「笑笑」

豪華たぬきは天ぷら群だった

ナツ「それにしても豪華なたぬきですよね」
店主「たぬきうどんて天ぷらの”たねぬき”と言う節があるのでウチは種ありにしようと思って笑」
ナツ「いやぁ毎度ハンパないです笑」
店主「ふふふ」

 

 

その辺の天盛りうどんより、よっぽど豪華な「冷やしたぬきうどん」
なす、ピーマン、ちくわ、アボカド、かぼちゃ、まいたけ、さつまいも、大葉と言う天ぷらのラインナップ。

 

 

更に巨大な、かきあげのような部分が、実は「たぬき」っぽい揚げ玉っぽい部分なのでした。
ただの揚げ玉でもかき揚げでもなく、人参の千切りをかき揚げにして、ほぐしたような物!
甘みがあり、軽くてサクサクな胃もたれしなそうな人参入り揚げ玉の旨い事、旨い事。

 

 

かぼちゃと、さつまいもの天ぷらはまるでスイーツ!
揚げ感と衣のサックリ感は絶妙!

 

 

アボカドの天ぷらは初めていただいた気しますが。
甘みとほっくり感、アボカド独特のなめらかさや香りが最高においしくて優勝(笑)

 

 

大葉はお煎餅のように、パリッとしたのが2枚。
その他の天ぷらも認めざるを得ないおいしさでした。

 

 

よくよく考えてみたら、卓上に「揚げ玉」は用意されているので。
メニューにたぬきうどんがあるのも、おかしな話ですよね(笑)
こんな良い意味でのからくりがあるとは、常連さんのおかげで知ってはいたのに想像の遥か上を行くサプライズ感でした。

途中経過

下図で15分経過

今回は、天ぷらのダメージを警戒し、うどんを3kgにしたにも関わらず減らない。

 

 

いくら胃もたれしないライトな天ぷらだとは言え、揚げ物には変わりなく。
ふつうのうどんよりも苦戦傾向が強いのは必然!

 

 

上図は25分経過時
下図は35分経過時

 

 

30分を過ぎたあたりからは、特にキツくGOALが遠すぎて霞むくらい。
下図まで50分もかかり、ようやく終わりが見えました。

 

 

後半は、とうがらしをかけるなど。
珍しく味変もたのしみながら、二郎系で言う所のラスロ(ラストロットの略で閉店前最終組の意)だったので、粘り込み・・・

完食タイム

65分

 

 

前回、同様、4kg強だったのにも関わらず。
麺3500g+αよりも
麺3000g+天ぷらの方が、15分も完食タイムが遅い苦戦した内容になりました。

 

 

汁のかかったうどんにも関わらず。
これだけ時間かけて食べても、ダレない庄司麺に驚愕(笑)

手打ちうどん庄司感想

いつも訪問する度に、良い意味で驚かされる事の多い庄司さん。
たぬきうどんが、これだけ豪華で驚かない人は居ないですよね(笑)

訪れる度に、評価を情報修正し続けて、いまや個人的に日本一のうどん屋さんの位置付けになりましたが。
初訪問の5年ほど前を遡って振り返ると、やはり細かな色々な点で、庄司さんは未だに進化しているようです。
うどんそのものも微妙に昔より今のほうが旨い気がする。

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ボクが言うのもおこがましいでうが、庄司のさんの調理技術は超一級品だと思う!
何を頼んでも、ケチの付け所がなく、どのメニューも看板メニューに匹敵するほどのカバー力があり。

初回から6度目まで、ずっと呉汁&すったての2大看板しか食べませんでしたが。
それを後悔するほど、他メニューも美味しくて、今後はしらみつぶしにデカ盛りでいただいてみたいと思います。

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もうこれ以上、驚かされるような事はない気もしますが。
2~3年後には、また少しずつ進化している可能性もありそうな庄司さん。

味の良さが屋台骨なのは間違いなのですが・・・
盛りの良さ、料金の安さ、行き届いた接客や清潔感、活気、厨房のライブ感を始めとした雰囲気の良さ等、隅々までぬかりはありません。

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次は鴨汁うどんにロックオンしています。
今回も神対応に、大感謝!ごちそうさまでした☆

手打ちうどん庄司リスト:当ブログの手打ちうどん庄司のレポ一覧

いただいた品の重量とカロリー
実測一部推定総重量 4126g
推定カロリー 約4400kcalくらい?

手打うどん庄司うどん/川島町その他)
昼総合点★★★★ 4.8