そばんちさんは丹波の山を上って行くと、やがて現れる古民家風のお店。
心情的にも本気で内緒にしたい。
むしろ弟子入りして蕎麦職人を目指したいかも?とまで考えさせられたほど感動しました。
職人気質のご主人による、本気の本気で蕎麦にかける意気込み、取り組み姿勢が、究極の蕎麦屋を、今もなお進化させつづけています。
※2018年3月加筆
そばんち
兵庫県丹波市市島町梶原125
0795-86-7446
そばんちさんは、黒豆で有名な丹波の坂道を登って行くと、奥まったど田舎にある古民家風の建物です。
営業時間
10時45分~15時10分
予約不要の昼そば膳
2000円で、お弟子さん達が打つ蕎麦です。
(2013年当時)
要予約のそば三昧
2400円で、ご主人が打つ蕎麦です。
+そばがき300円
+そばアイス300円
わんこも同伴可能
ご主人が犬好きらしい。
良い方針ですよね☆
粒が残るほど独特な超粗挽き
このお蕎麦屋さんの特徴は、なんと言っても粒が残るように挽いた「超のつく粗挽きのそば粉」です。
石臼を、わざわざ浮かせる調整をして挽いてるのだとか。
これ以上の粗挽きになると、もう粉がまとまらないギリギリのラインだそうですよ。
修業の場として開放
月曜と水曜は、弟子の修行の場を提供しており、この曜日はご主人が作るより味が劣る為、お安くいただけます。
予約も要りません(他曜日は容予約)
ボクもいただきましたが、確かに味は落ちる。
この日が初訪問だったら、イチ押しの評価はしなかったかも知れません。
しかしながら、これだけの”そば懐石”が、月水2000円、他曜日2400円でしたら安すぎでしょ!
関西だからかも知れませんが、ボクはいつも大満足しています☆
そばの味ですが、大きな粒が混在しているので、全ての香りが強く食感が面白く、お気に入りなんです。
他ではあまりいただいた事がないくらい、2mmくらいの粒が残っている感覚でしょうか・・・
そばがき
そば粉のつぶつぶを強く感じるそばがきは特に絶品!
爽やかな良い香りが鼻に抜けつつ、食感を愉しめます。
写真を拡大して御覧になっていただければ、粒の残ったあらびきが目で愉しめると思います。
水そば
そして、水につけただけの水そば。
つけ汁さえないので、誤魔化しの効かない、そば自体を味わう品です。
せいろそば
アンデス塩でいただくのをおススメしてくれます。
文句なしに旨いですし・・・
冷やかしそば
出汁が凍っています!
キンキンにシメられた蕎麦は食感が最高で美味!
だし巻き
旨いけど、個人的に、そばと関係ない気が(笑)
三色おろしそば
そばんちさんの名物の一つ。
味より演出を愉しむ品でしょうか。
すだちを絞るとおろしの色が変化します!
和風そばパスタ
フィット-チネ風のそばパスタは面白い!
超和風パスタって感じ。
あげそば
香ばしくて旨い
風味豊か
そば湯
粗挽きのそば粉が混ざっているそば湯も絶品!
香りはもちろん、下に食感が残るそば湯なんてなかなかありません。
完全に料理と呼べる領域で、そば湯の範疇を数段階超えているくらいの感動でした。
そば雑炊
あまり食べた事がありませんが・・・
素朴な素材の味で風味よく、食感も好みで最高☆
そばアイス
香ばしいと言うか爽やか。
身体に良さそうな気がする旨いアイスでした。
ご主人は研究熱心で、弟子を何人もとり、将来的に丹波そばロードを作るのが夢なのだとか・・・
元々は一流企業の理系の研究室に居たと言うご主人。
定年後に趣味が高じて、そばにのめり込んだそうです。
凝り性な性格なのでしょうね(笑)
そばんち (そば(蕎麦) / 市島駅)
昼総合点★★★★★ 5.0