鰻屋。は、大阪市淀川区に位置する、蒸さない関西焼きうなぎの超人気店。
以前は鶴見区で人気を博した大人気うなぎ店「うりずん」が謎の閉店から一定の休養期間を経て、西中島にて移転オープンしました。

2015年の年始1月6日から営業を開始する事を確認し、家族旅行の最終日、11時開店に間に合うように身内5名で並びます。
最後の晩餐候補でもある至高の関西焼きうなぎ店へ、3年弱ぶり15度目の訪問です☆

 

 

ご主人「久しぶりやねぇ ちょっと肥えた?」と覚えていてくれましたよ。
ここで聞きづらい質問・・・・
ボク 「なんで移転したんです?有名になりすぎたからですか?」
ご主人「そやね もうあんなんなったらさばききらへんから」

» 鰻家。の前身うりずんの実食レポ記事

その言葉通り、以前の店舗より席数は少しだけ増え、7席→11席。
調理場も一回り大きくなり、動きやすそう見えます。

他に前と違うルールは「撮影はご遠慮下さい」との事・・・・
なるほど、これは従いましょう。

注文は、うな重の並3260円(ランチ)
う巻き、八幡巻きは付かず、肝吸いと香の物だけです。
移転前と値段は殆ど変わってませんね。

この日の鰻は、徳島産との事でした。
以前は、宮崎産,鹿児島産,高知産のいずれかだったので、徳島産はお初です。
画像は撮れないので、以前の店舗の時のを・・・・

 

 

相変わらず見事な業で、手際よくアッと言う間に捌いてしまいます。
炭の上にくべられた鰻は生きており、首をもたげて動いているのも変わりません。
初来店の方は、これを見られるだけでも金額以上の価値があると言うモノ。
違いと言えば、ご主人が「老眼鏡」を掛けていた点くらいでしょうか(笑)

 

うりずん二つ.jpg

 

そうこうしている内に、以前と変わらぬ見た目で、出てまいりました。
タレがかかってない状態、まずはタレなし、山椒なしを勧められるのも変わりません。
硬めに炊かれた米も、ブレがありません・・・・

しかし!以前と少しだけ変わった点がありました。
書きづらいですが正直に書きます。
恐らく、焼きが弱くなった!?と感じました。

震災の年に、半年で13度もいただいたうなぎです。
バカ舌のボクでも、明確に覚えていると信じたい・・・・
その証拠に、以前はあれだけヤケドするほどアツアツで、舌の上に乗せるのも苦労するほどの強烈な温度で提供されていたからです。
提供時に「とてつもなくアツいから気をつけて」の断りもありませんでした。
それよりなにより、やはり周りのパリッと感が弱い。
可能性としては、8人前をいっぺんに調理し、その最後にボクのが提供された点はあるかも知れません。

以前はボクとのコミニュケーションも取れていたからか?
好みに合わせてギリギリまで焼いてくれていたのかも知れません。
万人受けする為に、一般的な焼き方に近く、「枯れる寸前まで焼ききる」方針を変えたのかも知れません。
いずれにせよ、食べ慣れたボクにとっては寂しい点でした。
それでも、初めて食べた妹は、「人生最高のうなぎで私の中のうなぎ感が変わった」との感想を漏らしました。

» 土用の丑の日に最適【大食い】デカ盛りでコスパの良いうなぎ関連まとめ7選+5

確かに、これでも十分旨いのですが、ここでしか味わえない特別感は少しだけ薄れてしまったかも。
味評価☆4.7→☆4.3
それでもこの程度の減点なのが、この店の凄さを物語っています・・・
いつになるか分かりませんが、次回があれば、
勇気を出して、ご主人に、この点を確認してみたいと思います。

鰻家うなぎ/西中島南方駅南方駅新大阪駅
昼総合点★★★★ 4.3