春日亭は都内中心に大阪や、愛知県などにもチェーン店展開する、油そばの専門店。
今年で5年目となる、毎年8月に開催される企画、大食い王チャレンジメニューは、春日亭の代名詞とも言えるイベントです!

油そばの特盛(1杯約900g)を3杯~8杯まで、段階的条件が格上げされる6つのコースが用意されており。
前回最も難易度の低い3杯を成功する事が出来たので。
期間中にもう一度と、開き直って4杯に挑む決意をしました!

 

 

前回、3杯でもキツくて、4杯は正直怖かったのですが。
たとえ失敗でも、前回の賞金内で挑戦出来るルールの為、玉砕覚悟でのチャレンジとなります!

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春日亭池袋西口本店


 
東京都豊島区西池袋1-5-4 1F
03-3984-7588
池袋駅から320m

 

 

雨が降りそうだったので、前回同様この日も車で行き、コインパーキングを利用!
春日亭を背にして左手の道の向かい側奥、15分100円の高級パーキングです(笑)

営業時間

11:00~23:00
日曜は22時まで
年末年始定休

 

 

前回の様子から、想像以上の大繁盛店だったので、忙しそうな時間は外します。
16時前頃なら余裕だろうと考え、訪問すると、前回対応が超やさしかった店長さん?は不在!
この時点で、けっこう怖くなってきました(笑)

油そば専門メニュー

鳥豚[とりとん]油そば(並盛)税込680円☆1番人気
しょうゆ油そば (並盛)税込600円
炙り鳥豚油そば (並盛)税込860円
炙りしょうゆ油そば (並盛)税込780円
とん黒[コク]油そば (並盛)税込720円

海老辛ジャン油そば (並盛)税込770円
炙り角切り肉油そば (並盛)税込790円

 

あいかわらず油そば経験値は、殆どないので味のイメージが沸きません。
とは言え、大食いチャレンジでは、しょうゆor鳥豚の2択で、双方を織り交ぜる事は出来ない為、いずれかを選ばなければなりません。

 

 

前回しょうゆだったので、今回は一番人気で評判のより鳥豚(とりとん)が食べたかったのですが。
やはり、噂通り、しょうゆの方が僅かにライトで大食いチャレンジには向いているとの事!

 

並盛 ゆで前150g ゆで後270g 1玉
中盛 ゆで前225g ゆで後405g 1.5玉
大盛 ゆで前300g ゆで後540g 2玉
特盛 ゆで前375g ゆで後675g 2.5玉

 

大食い王チャレンジは、特盛り(総重量約900g)の油そばの杯数で設定されています。
今回も撃沈確率が高い、危ない勝負なので、しょうゆ油そばをチョイスしました!

 

大食い王チャレンジメニューの掟

2018年第5回
8月1日~末日まで
特盛(約900g)の油そば3杯から段階的に8杯までの6コース
5杯以下は営業時間内いつでも挑戦可能
6杯以上は14~17時迄限定の挑戦となります
チャレンジ料金は先に食券を購入し支払い
成功するとコースに応じ賞金が貰えるシステム

 

前回、もっとも難易度が低い3杯の油姫に挑戦コースでしたが。
2杯目の半ば過ぎくらいには早くも満腹中枢に異変が起き、3杯完食時に、正直、4杯は難しいのではないか?と感じていました。

 

大食い王各チャレンジコース油そば3杯から8杯の詳細

8杯(7.2kg) 挑戦量4500円 成功賞金30000円 制限時間80分 らすかるに挑戦
7杯(6.3kg) 挑戦量4000円 成功賞金25000円 制限時間70分 アンジェラ佐藤に挑戦
6杯(5.4kg) 挑戦量3500円 成功賞金20000円 制限時間60分 MAX鈴木に挑戦
5杯(4.5kg) 挑戦量3000円 成功賞金15000円 制限時間50分 桝渕祥与に挑戦
4杯(3.6kg) 挑戦量2500円 成功賞金10000円 制限時間40分 油王に挑戦
3杯(2.7kg) 挑戦量2000円 成功賞金 5000円 制限時間30分 油姫に挑戦

 

幸いにも、制限時間が比較的ゆったり目なのが、春日亭の大食い王チャレンジの敷居の低い点!
たとえ失敗しても、チャレンジ量が、ふつうに食べるよりも安い価格設定なのもありがたく。
バランス的に、怖がらずに挑戦してみようと思える、お店が若干、赤字のサービス企画なのです!

 

 

過去4年ののべ挑戦者は1089名!
成功者は327名(成功率30.0%)で、賞金の支払い総額は2875000円だそうです。

今回8杯と言う規格外の企画に起用されたらすかる氏も、2015年に3杯から挑戦した初々しい歴史があるのだとか!

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挑戦量と差し引いても、春日亭が若干赤字な太っ腹企画!
今回は、油王4杯へ挑戦なので、2500円の食券を購入の為に支払い。
時間内完食で、賞金10000円なので、実質無料に+7500円が貰えると言うルールになります。

 

丼の底に溜まったスープまで完飲が条件
チャレンジ中のトイレや退席は当然不可
同じコースにチャレンジ不可
要身分証明証提示
写真撮影承諾他・・・

 

この大食い王チャレンジも、年々、知名度が上がっているでしょうから。
挑戦者も、年々、増えているのかと思いきや?

界隈の成功できそうな人は、既に挑戦済みなケースが多く、毎年、挑戦者が減少傾向なのだそう!
これは意外でした。
ボクみたいな、びびり症タイプだけが残っているのかも知れませんね(笑)

 

 

今回も前回同様、ルールに目を通し署名!
身分証の提示などの儀式を経て、双方合意の上、調理を開始するのだそうです。
ほどなくして、しょうゆ油そば特盛りの1杯目が出されました。

しょうゆ油そば特盛り大食い王チャレンジ1杯目

撮影等や気持ちの準備などには、しっかりと時間が貰えます(笑)
こちらから合図をすると、ストップウォッチが起動され、制限時間40分からのカウントダウン開始!!

 

 

今回は本当にギリギリの闘いなので、ボクなりに作戦を立てていました。
簡単に言うと、制限時間40分で、最も多く食べられるであろう、早すぎず遅すぎないペースを心がけようと言う事です。
最短狙いの早食いでは、途中で止まって失敗するだろうと、前回3杯の時に感じたからです。

極上の究極熟成麺

通販でも販売しているのだと言う、春日亭の麺は直径4mm程度のちぢれた極太麺!
もっちりした食感ながら、コシがあり噛むほどに小麦の良い香りがする、油そばにベストマッチな麺。

 

 

特製スープに絡めると、色白な麺が褐色に染まります。
よく混ぜて、濃すぎるくらいに味が絡んだ状態の方が美味しい!

しょうゆ油そばの特製ダレ

前回はじめていただいた時は、甘みが強いスープと言う印象でしたが。
食べ慣れた?今回は甘さはさほど感じず、むしろ油の甘さの方を感じました。
ややとろみのある動物性の出汁が良くきいた、これまた動物系の油風味が効いたコッテリ味!

 

 

麺に良く辛べて食べても、どうしても最後はスープが若干残るくらいの比率で作られており。
こんな感じで、油溜まりのような状態になりますが、量は少ないので、このあたりから麺ごと飲み干してしまいます。
スープ割にも応じて貰えますが、若干の時間がもったいないのと、スープ分の容量が圧迫されるのを嫌い、今回も序盤は特に遠慮!

1杯目完食タイム

5分08秒!

1杯目の序盤の最初の数百グラムは、後半つまらないように意識的によく噛んでいただきました。
また、熱いのを我慢して少しずつ口に運び、スープもあまり絡めず、麺だけのような状態で序盤は入りました。
飲み込んだモノが胃に直接触れるから?あまりヘビーな内容を飲み込まない方が、胃に優しいのではないか?と言う妄想です(笑)

 

 

前回、スピードを意識して食べた時は3分程度だったので。
倍近く、時間がかかった事になりますが、この時点で残りは35分もあるので慌てる必要はありません。

油王に挑戦4杯中2杯目

1杯目を完食すると、お店側も準備万端で2杯目がすぐに置かれました!
おや?と思ったのも束の間。
1杯目と比較すると、体感でも計量しても、かなり量が多かったようです。

 

 

春日亭の丼は910gなので、丼込み重量が、1810gで平均の900gになりますが。
1杯目は、それに満たない1777gだったのに対し、2杯目は一気に増えて1893gと言う重量級でした。

 

 

2杯目も1杯目とさほど変わらない感じで食べ進めますが、麺だけで食べるような事はせず。
最初から良くスープを絡めながらいただきました。
ただ、慌てず騒がず、急ぎすぎないのは心がけながら、よく咀嚼しながらいただきます。

食レポつづき

メンマ
細めに切られて芯を外した白いネギ
やわらかいバラ肉のチャーシューが一枚と言う具の構成!

 

 

丼が新しくなって、しばらくは麺が熱々なのもあり。
冷たいメンマを一緒に口に含み少しでもクールダウンさせます。

今回の作戦の一つに、水をあまり飲まない事も心がけました。
熱いので、スピードを上げようとすると、どうしても水を飲みたくなりますが、口をヤケドしない程度に少量ずつ食べ進め。
良く噛む事で、水の量はゴールが見えそうになるまではと、本当に少量に留めました。

 

 

加えて、ねぎは、にんにく等と同様アリシンと言う成分が胃にダメージを与える為、なるべく生よりも加熱したいと考え。
なるべく丼の底へと、沈んでいて貰います。
ネギと麺が混ざりあって、温度が少し下がれば食べやすくなると言う狙いもありました。

 

 

同じくチャーシューも、より火が入るように丼の底へ!
もともとやわらかく煮えた、おいしいチャーシューなので、破壊しながら咀嚼なく麺に紛らわせて飲み込む作戦です。

 

2杯目も丼の底に残ったスープをあまり飲まなくて良いように、残った麺ごと飲み干す感じでいただきました。
スープを飲むのが、オイリーで気持ち悪い感覚が今回はあまりなく、むしろ美味しいと思うくらい(笑)

2杯目完食タイム

12分01秒
(2杯目6分57秒)

 

 

前回は2杯目の半ばくらいで満腹中枢がヤラれ始めましたが、今回は2杯目から3杯目にかけてくらいから満腹感が出始めます。
それでも前回よりは、満腹感を遅らせる事ができました。
自分としては、これでもまだ28分も残っているので、良いペースだと言い聞かせ、早食いしたくなる気持ちを抑えながら食べ進めます。

苦戦ラインにさしかかる勝負の運命がかかる3杯目

ここが勝負の分かれ目3杯目!
1杯目同様、量は少しだけ少なめで助かりました。
多かった2杯めの量が続いたら、ヤバいと思っていたので、ホッと胸をなでおろします。

 

 

3杯目も、変わらず急ぎすぎないよう、ペースが遅すぎない程度に、良く噛む方針で淡々とペースを守り続けます。
しかし3杯目の半ばくらいから、やはり恐れていた満腹中枢に異変が起こり始めました!
けっこう苦しい感覚ですが、胃がはちきれそうな状態ではなく、油に対する飽食感が、とうとう来てしまったかと言う感覚!

 

 

満腹感で辛くなり始めたタイミングで、残時間と残り丼量を同時画像に収めると。
この時点で残26分だったので、このままマイペースのまま食べ進めると、失敗に終わりかねないスローペースです。
飲み込みにくくなった状態ではありますが、胃袋の広がる限界容量には、何とか余力がありそうだと判断し、無理やりギアを上げました。

 

 

辛く苦しいのですが、満腹中枢は脳の錯覚で気のせい(笑)
理論上、胃の許容範囲までは入ると自分に言い聞かせ、ひとまずパンパンになるまで口に麺を放り込みます。

飲み込めない状態でも、大きな一口を3回くらい、あえて水で丸呑みっぽく流し込めば、その場は辛くとも、視覚的には一気に残量が減り、やる気を保てると考えました。
ゴール地点が果てしなく遠く見えない所にあると早めに心が折れますが、見えている事で踏ん張りが効きます。

3杯目完食タイム

20分59秒
(3杯目8分58秒)

 

 

ざっくり言うと、5分→7分→9分くらいのペース
残り19分で最後の一杯を完食すればクリアですが、すでにお腹はかなり圧迫されていました。

残19分ラストの4杯目

最後の一杯は、1811g表記なので、ジャスト900gと言う標準サイズ!
とくにかく口を止めずに、制限時間内まで地道に口を動かすだけです。

ただ、追い込まれ焦ると、メンタルがやられるので、残り10分くらいまでに一定の目途をつけたい場面。
4杯目の序盤がカギを握ると考えました。

 

 

ラスト一杯の3分目くらいまで食べ進めた時点、つまり3.3杯の状態で一気に苦しくなりました。
残り丼と残時間の画像を残していましたが、苦しさが増したタイミングだと思い出せる写真です(笑)

 

 

ここから更に、大きめの一口を口パンパンに放り込み。
嚥下力がない状態ながら、巨大な3口くらいを水も使って流し込み終わると、ようやく終わりが見えて来ました。
下の図で、残り5分です。

 

 

本当に限界ギリギリなのですが、ここまで来ればゴール地点はすぐそこ!
そして、固形を全て食べ終え、残りが時間は2分残っていました。
最後のスープは割ろうかとも思いましたが、早く終わらせてラクになりたくて、そのまま飲み干します!

 

チャレンジ結果

38分32秒チャレンジ成功
(4杯目17分38秒)

 

 

何とか終わってホッとしましたが。
成功のペース配分はイメトレ通りに近い、内容。

逆に、ペースがこれよりも早くても遅くても、やはり失敗した可能性が高そうな気がしています。
任務を淡々と遂行したと言う感じで、特別達成感もなく無に近い感情でした。

 

 

作戦が上手くハマったのは間違いないのですが。
ゆっくり食べた事が良い方に転がったチャレンジは記憶になく。
自分としても、果たしてどうだったのか?確証が取れないので複雑です。

お店「5杯目はムリそうですか?」
ナツ「はい今のままでしたら確実にムリだと言い切れます(笑)」
お店「笑笑笑」

賞金10000円GET

挑戦量が2500円かかっていましたので。
差し引きで、無料+賞金額は7500円と言う事になります。

本来なら賞金を貰えるチャレンジは、達成感と余韻に浸る感覚があるのですが。
作戦通りに、こなしただけと言う感覚で、食うか食われるかと言うような、チャレンジ独特の攻防やスリルはなかった気がします。
なんとなくネタ的に、面白みに欠けるような複雑な気分。

 

 

ここで前回3杯と、今回の4杯のペース配分の比較。
それぞれ一杯ずつに要した時間の比較です。

3分→4分→9分(3杯に挑戦ラップ)
5分→7分→9分→17分強(4杯に挑戦ラップ)

こうしてみると、苦しかった3杯目だけは、いずれも約9分と同タイムでした。
ペースの落ち方は今回の方が緩やかで、飛ばした分だけ前回の3杯目の方がキツかったと感じます。

 

 

スピードは意識せず、ペースをゆったり保つと言う食べ方は、思い切りが必要ですが。
勇気を持って取り入れた事で、最後まで止まらず、上手く時間内に完食できた気がしています。

 

1777g+1893g+1777g+1811g→7258g
キレイな状態の空の丼→911g×4つで3644g

 

ですが、これがボクの食べられる、ほぼ限界に近い量なので。
5杯を成功するイメージは、全く沸きません(笑)
数パーセントでも可能性があるなら、今回の賞金内で済むので再挑戦したいと思えるのですが、ムリなのは自分が一番承知しているのです。

 

関連:チャレンジメニュー全戦歴まとめページ

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大食い王チャレンジに参加できる期限は、8月いっぱいです!
残り数日ですが、失敗しても、そのまま注文するより格安のサービス企画ですので。
迷っている方は、ダメ元で積極的に挑戦する事をオススメします!

 

春日亭店舗一覧[食べログ]

 

このような太っ腹イベントを毎年開催してくれる春日亭に深く感謝!
果たして来年、9杯の企画はあり得るのか?
ごちそうさまでした♡

 

» 春日亭【デカ盛り】油そば特盛3杯油姫に大食い王チャレンジ記事レポ

» 春日亭油そば5杯桝渕祥与さんに挑戦の記事レポ

 

いただいた品の重量とカロリー

実測総重量 3612g
推定カロリー 約4500kcalくらい?

春日亭油そば/池袋駅目白駅都電雑司ケ谷駅
夜総合点★★★☆☆ 3.9