春日亭は、2009年創業、東京を中心に15店舗を展開する、大繁盛油そば専門チェーン店。
毎年この時期は、夏の風物詩のように春日亭が期間限定大食いチャレンジメニューを実施しており。

今年で6年目を迎える賞金付きチャレンジは、お店側が圧倒的赤字バランスのサービスメニュー!
来年2020年がチャレンジ最終年になる事も決まってしまい、昨年に続き挑戦してまいりました。

 

 

比較的挑戦しやすい、油そば特盛(約900g)×3杯のチャレンジから、トップクラスのプロ仕様9杯まで2019年は7段階もの賞金付きチャレンジイベントを全15店舗で開催しています。

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春日亭池袋西口本店店舗データ


 
東京都豊島区西池袋1-5-4 1F
03-3984-7588
池袋駅から320m

 

 

昨年同様この日も車の訪問で、コインパーキングを利用!
春日亭を背にして左手の道路を渡った先、奥くらいにある、15分100円の駐車場です★

 

 

北関東から一番近い、池袋本店にて。
前年の3杯、4杯に続き、全く自信はないのですが、失敗料金もサービス価格なのでダメ元で挑みます。

営業時間

11:00~22:45
日祝日は21時まで
年末年始のみ休み

 

 

平日の遅い目の時間なら、それほど混んでないだろうと20時頃に訪問すると。
予想以上に混んでいて、少し待つ事になりました!
微妙な時間帯でゴメンなさい(笑)

春日亭メニュー

春日亭では、豚と鶏を2日間煮込んだ鶏豚(とりとん)と、九州系の醤油と油を何種類も調合したベースのしょうゆの2大看板油そばを軸にいくつかの油そばメニューが構成されています。

鳥豚[とりとん]油そば(並盛)税込680円☆1番人気
しょうゆ油そば (並盛)税込600円
炙り鳥豚油そば (並盛)税込860円
炙りしょうゆ油そば (並盛)税込780円
とん黒[コク]油そば (並盛)税込720円
海老辛ジャン油そば (並盛)税込770円
炙り角切り肉油そば (並盛)税込790円

 

スープのないラーメンのようなモノで、タレを良く混ぜて食す前提で作られていますが。
ラー油と酢などを加えたり、にんにくが合うようにも作られているそうです。

 

 

スープがない分、麺量がやや多めなのも特徴的。
春日亭では、茹で後の麺量は、ゆでる前の1.8倍ほどになるのだとか。

並盛 ゆで前150g ゆで後270g 1玉
中盛 ゆで前225g ゆで後405g 1.5玉
大盛 ゆで前300g ゆで後540g 2玉
特盛 ゆで前375g ゆで後675g 2.5玉

この中でも大食い王チャレンジは、特盛り(総重量約900g)の油そばの数で段階的に設定されています。
鶏豚をいまだに食べた事がないので、興味深いのですが、世間では醤油の方が大食いには向いているとの噂があり。前回の3杯、4杯同様、今回も難易度が低いとされる醤油味を選択!

大食い王チャレンジメニューの掟

2014年に始まった油そば大食い王チャレンジは、当初8月9月の二ヶ月開催でしたが。
昨年、今年は8月のみの開催と期間が短縮されているので注意が必要。

2019年第6回
8月1日~末日まで
特盛(約900g)の油そば3杯から段階的に9杯までの7コース
5杯以下は営業時間内いつでも挑戦可能
6杯以上は14~17時限定の挑戦となります
先に食券を購入しチャレンジ料金を支払い
成功するとコースに応じ賞金が貰えるシステム

 

 

春日亭【デカ盛り】油そば大食い王チャレンジ伝統的メニューに挑戦【賞金付き】

昨年の8月末頃、4杯に挑戦し時間もお腹もギリギリでの成功だった為、5杯に挑戦するイメージは全く湧きませんでした。

 

春日亭池袋本店【デカ盛り】大食いチャレンジメニュー特盛り油そば3杯成功から4杯へ格上げ挑戦【賞金1万円】

 

9杯(8.1kg) 挑戦量5000円 成功賞金35000円 制限時間90分 魔女菅原に挑戦

8杯(7.2kg) 挑戦量4500円 成功賞金30000円 制限時間80分 大食いらすかるに挑戦
7杯(6.3kg) 挑戦量4000円 成功賞金25000円 制限時間70分 アンジェラ佐藤に挑戦
6杯(5.4kg) 挑戦量3500円 成功賞金20000円 制限時間60分 MAX鈴木に挑戦
5杯(4.5kg) 挑戦量3000円 成功賞金15000円 制限時間50分 桝渕祥与に挑戦←←今回ナツ挑戦
4杯(3.6kg) 挑戦量2500円 成功賞金10000円 制限時間40分 油王に挑戦
3杯(2.7kg) 挑戦量2000円 成功賞金 5000円 制限時間30分 油姫に挑戦

ただ、失敗料金も安いサービス設定と、8月限定な事にも加え。
最近、MAXさんや、しのけん君、カワザイルさんやacoさんのガチファイトを魅せつけられる機会も多く。
素人が感化され、成功確率の低い強敵に、あえて挑みたい気分になったのでした(笑)

 

 

ちなみに、昨年2018年までの5年間の挑戦者はのべ1441名!
(顔写真付き身分証明書確認があり成功した杯数以下の再チャレンジは出来ません)
成功率は、28%と言う絶妙さながら、春日亭側が約50万円以上も赤字となっており良心的!

 

 

3杯は挑戦者も多いせいか、意外と成功率も高くなく約21%で春日亭が黒字ながら。
4杯以上の挑戦は勝算がないと挑めないラインにつき、逆に成功率が53%にも跳ね上がり赤字となっている言う奇妙なバランスとなっております(笑)

 

 

全国の大食いチャレンジメニューを実施もしくは検討しているお店さんは、この失敗料金と成功特典、総重量と制限時間による難易度のバランスを良くも悪くも参考にしたら、良いチャレンジメニューが作れるかも(笑)

 

 

そんな感じで、勇気を振り絞って、5杯50分桝渕祥与さんに挑戦します!
個人的な感覚では、成功率は5%もないくらいの無謀な挑戦ではありますが。

 

 

今回は5杯へ挑戦なので、3000円の食券を先に購入します。
時間内50分完食で、賞金15000円につき、実質無料に加え+12000円が貰えると言う超神ルールなのです。

醤油&鶏豚のいずれかの味を選択し途中の杯数から味を変更する事は出来ません
丼の底に溜まったスープまで完飲するのが条件
途中退席不可
要身分証明証提示&写真撮影

失敗料金の3000円も、本来、特盛り5杯を食べると4400円がかかるので。
一杯あたり600円で、勝っても負けても特盛りがいただけると言うオトクっぷり!

 

 

「油っしゃいませ」「油とうございます」の、挨拶もユニークな春日亭ですが。
毎年、8月を迎えるたびに、大食い界隈がざわついているのです(笑)

食前スープと割りスープ

下図は、食前スープ。
acoさんが食べている途中で、飽きからスープが欲しくなり食前ではないのに貰ったものです(笑)

 

 

この他に食後の割りスープもあるそうです。
前回も今回も容量に余裕がないギリギリのチャレンジの為、ボクにスープを注文する余裕はなし(笑)

油そば5杯実食レポ

そんな感じで、準備を整えチャレンジをお願いしました。
勝ち目は薄い事が分かっているだけに、待っている時間が途方もなく長く感じ、今年一番くらいに緊張しました。

 

 

昨年と何ら変わらない、量もブレない見慣れた量ですが、決定的に違うのはノルマの杯数!
こんなにデカい油そばを5つも食べる必要があります(笑)
50分をムダにせぬよう脳内でイメトレを繰り返し、いざ実食!

acoデカ盛り ◀◀ acoさん春日亭チャレンジ実食動画

↑acoデカ盛り春日亭賞金付きチャレンジショートムービー

そんな感じで実食!
カウントダウン開始です!

大食い王チャレンジ5杯中1杯目

たとえ負けても食い下がりたいと思い、どんな些細な事でも工夫しないわけには行かず。
お店には悪いけれど、味わう余裕もないほど最初からダメージを避ける食べ方で進めます。

 

 

薬味のネギとチャーシューには少しでも熱を入れるよう、天地返しで麺の下へ沈め。
少しでも油が体内でダメージを与える時間を短くする為、1杯目の最後まで油分をなるべく摂らないよう心がけました。

極上の究極熟成麺

北海道産小麦使用らしい春日亭の麺は直径5mm程度のちぢれたねじれた?極太麺。
もっちりとしつつ、弾力の良さよりも端切れの良さが心地良いコシと、噛みしめるほどに小麦風味を感じ、良く絡むタレとも相性抜群!

 

 

早食いすると、詰まりやすく量が食べられなくなりそうなので。
時間をフルに使うべく、序盤、いや一口目から良く咀嚼し急ぎすぎないようにいただきます。

しょうゆ油そばの特製ダレ

九州の醤油をいくつかブレンドしたと言うしょうゆタレは、九州らしく甘みのあるのが特徴!
鶏や豚の動物的な風味も含め、一般的なつけ麺のつけ汁が醤油比率が高くなったようなバランスで麺に良く絡めるとおいしい。

 

 

推定ですが、麺700g弱(ゆで後)に、具材を加え約750g、タレ?スープが150gくらい加わり大体1杯900gくらいだと思います。
タレ150gくらいの内、50gくらいは絡めようとせずとも絡み、残り100gが丼の底に溜まり、それも飲み干す必要があると言ったバランスです。

1杯目完食タイム

4分18秒!

50分の内、残20分以上を残して4杯までを食べ終えたいのですが、急ぎすぎると確実にドツボるので。
3杯20分弱くらいを目指し、まずは順調な滑り出し。

 

 

確実に細かく咀嚼し、油を絡めるのもギリギリまで遅らせました。
タレは最後に一気に飲み干した形。

油そば5杯中2杯目

1杯目を食べ終え、カウンター上に丼を返却すると、入れ替わるように、すでに2杯目の準備は整っており。
冷めているのを期待しましたが、全くの期待外れで熱々!笑

 

 

先程の1杯目とは量も上振れで100gほど多く、タレが多く底に溜まっている感じでした。
一口目から圧迫感がありますが、1杯目同様、しっかりと咀嚼し油を摂るのをなるべく遅らせました。
もちろんネギと肉も天地返しで熱を加えます。

具材の構成

たっぷりの白い部分多めのネギ
たっぷりの自家製メンマ
やわらかいバラ肉のチャーシューが一枚が1杯に入っています。

 

 

推定で50g以上、100g未満くらいの量の具材たち。
ネギとチャーシューには熱を入れますが、メンマは口の中が熱い時に水代わりに含むようにしました。
味も、おいしいメンマちゃん有能!

 

 

また、油分の多い食材は水分をやたら摂らされたりもしますが、それも極力我慢。
お腹の中で詰まって落ちない現象がない限り、水を飲まずに食べすすめる作戦にしてみました。

 

 

油そばは序盤が激熱なので。
水を飲んで冷やしたくなりますが、それも我慢(笑)

2杯目完食タイム

9分52秒
(2杯目5分24秒)

 

 

良いペースですが、急げば胸につかえるし。
良く噛み締めすぎれば5杯をクリアするには、時間が足りなくなってしまう難しすぎる展開!
ボクには半ばムリなのは承知していますが、50分フルに戦った時にどこまで食べ進められるかを試してみたい。

5杯中3杯目後半から苦戦

序盤から油がキツく、どこから苦しみ始めるのか不安なまま食べすすめると。
やはり3杯目の半ばすぎくらいからやってきました!
飽食感!!

 

 

5杯の内、ちょうど折り返し地点とも言える、二杯半で早くも早くも、飲み込みづらくなりました。
この満腹中枢は気のせいで、容量よりも早く感じているものなのは、慣れで頭では分かっているのですが、ゴールは遥かに遠くに設定されているので、先が思いやられます(笑)

 

 

とうとう、3杯目の後半に差し掛かると、胸にも詰まり落ちなくなったので。
ずっと我慢していた水をここで初めて飲みました。
放置して落ちるのを待つと、時間をロスするだけなので即座に対処し序盤同様の良く噛みつつ急ぐペースへ。

3杯目完食タイム

17分16秒
(3杯目7分24秒)

 

 

ざっくりですが、前年の4杯の時よりも1~3杯目が各1分ずつくらい早く食べ終えたので。
総じて3分くらい早く思い描いていたペースで進んでいますが、身体的に超キツい状態(笑)

悶絶の4杯目

過去に4杯を完食できたと言う実績がなければ、体感だけだと挫けそうなくらい悶絶しました。
とにかく飲み込めないので、3杯目までよりは時間を多めに使わざるを得ない終盤戦です。

 

 

頼りは、4杯までは確実に食べられると言う記憶と、頭の中に設定しておいたペース配分の感覚のみ。
5杯目を考えるだけでメンタルがやられるので、キツい時にいつも自分を騙す方法で、目先の一杯、一口に集中して全力を尽くします。

4杯目完食タイム

28分10秒
(4杯目8分54秒)

ある意味、4杯目を食べ終えた時の感覚、前年の限界に近い満腹感は覚えていたので。
ここまでで、前年比どのくらい苦しいか?を体感で比較するのが、このチャレンジ最大の愉しみでもありました(笑)

 

 

この時点で感じた率直な感想は「前年とほぼ変わらないくらい苦しいけどどちらがラクか?と言えば今の方がほんの少しラクかも」くらいの違いでしかなかった事に絶望します(笑)

5杯目

ここで隣でファイトしているacoさんに「前年4杯食べ終えた時点での超ギリギリ悶絶よりはマシだけど5杯はムリだ」と弱気なギブアップ宣言をし、20分以上残った時間でどこまで完食に迫れるか?
やれるだけやってみる事にしました。

 

 

1杯目~4杯目までと、ほぼ変わらず具材の天地返しをし、良く噛み水を我慢しながら食べ進めます。
身体の反応に合わせて食べると、喉が全く飲み込もうとしてくれず、ただひたすら時間だけが過ぎ去って行くので、薬を飲む時のようにムリしすぎない程度にムリをしながら飲み込んで行きます(笑)

 

 

残10分までは、先を見ず、一口でも良いから前に進もうとだけ考え、まだまだ終わりの見えない絶望的な体感に対し、脳を騙し続けます。
持久戦へ突入し、実際に残10分になると、意外とわんちゃんあるか?と言うくらいまで減らす事が出来ました。

 

 

5杯目開始時の満腹度からすると、到底ムリだと思っていたゴール地点が、ここまで来て予想外に見えてきました。
先が見えると俄然やる気となる、単純でアホなボクの脳みそちゃん(笑)

 

 

残り時間をフルに使う気で、もうひと踏ん張りしてみると・・・・
なんだよ、満腹中枢って、やはり気のせいだったのか!!

結果

45分01秒
(5杯目16分09秒)

 

 

まさかの完食クリア!

お店「まだ余裕ありますか?次は6杯行けそうですか?」
ナツ「いやいやいや絶対絶対絶対ムリす(笑)」
お店「笑笑笑」

賞金15000円GET

挑戦量として3000円の食券を買っていますので、無料+実質賞金12000円と言う事になります。
ラスト10分まで、全く自分に期待していなかっただけに、うれしい★

 

 

これまでの3杯挑戦時から、4杯、5杯の完食ラップタイム比較をすると。

3分→4分→9分(3杯に挑戦ラップ)» 春日亭油そば3杯油姫に挑戦【賞金付き】
5分→7分→9分→17分強(4杯に挑戦ラップ)» 春日亭油そば4杯に挑戦【賞金1万円】
4分→5分→7分→9分→16分(5杯に挑戦ラップ)

 

 

 

 

もしかしたら、今回はほんの少しだけ盛りの下ブレっぽく100~200gくらい少なかったかも知れませんが。
特盛とは言えど、900gなので満腹感が出てからでも、2杯くらいは、ねじ込めると言う事が分かりました。

 

 

とは言え、3杯目後半から始まった満腹感と飲み込めない感覚を無視し続け。
ここまで来るのは本当にキツく苦しいので、前年の4杯完食時に感じたように、次回以降の6杯は5億%ムリだと言いきれそう(笑)

春日亭大食い王チャレンジ特盛5杯に挑戦総評

大食い王チャレンジに参加できる期限は、8月いっぱいまで。更に、来年が最後になると言う発表がありました。
失敗でも、そのまま注文するより格安のサービス企画につき。迷っている方はダメ元で、積極的に挑戦する事をお勧めします!

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それにしても、油そばって良く出来た食べ物だよなぁっと思いつつ。
いつもガチな挑戦ばかりで、なかなかじっくり味わう事が出来ておらず。
スポーツに参加しているだけの感覚で、ぶっちゃけ申し訳なさばかりが募ります。

今回も春日亭池袋西口本店のスタッフさんの神対応には、ただただ感謝するばかり。
「油っしゃいませ」「油とうございました」のユニークな挨拶が今回も飛び交っていました。
味も企画も、神対応も最高な春日亭さんに大感謝!

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いまだに鶏豚すら試してないので、チャレンジ抜きで一度試してみたいと思います。
2020年最終年の10杯企画はどなたが挑戦するのか?楽しみです!ごちそうさまでした★

いただいた品の重量とカロリー

実測総重量 4421g
推定カロリー 約5900kcalくらい?

春日亭油そば/池袋駅目白駅都電雑司ケ谷駅
夜総合点★★★☆☆ 3.8