骨汁の上に乗っていた野菜は豆苗だとの事！
彩りよく、食感もよく、火の通り具合も申し分ありません。
もう一つの黒っぽい野菜は、女将に聞いたけど、聞き取れなくて分かりませんでした。
空芯菜？なのかな･･･
ちょっとだけ苦味と甘みがある、良く煮えていて全体的に香味のアクセントを加えています。
汁の味はとんこつ風味の強い味噌汁タイプ
そして、汁の味は、沖縄そばタイプではなく、とんこつテイストは強いモノの味噌汁でした！
なんだろうな、出汁が効きすぎているくらいコクと風味が強い豚汁とでも言いましょうか。
さらに、おでんのような具沢山！
大きめに切られた大根、結び昆布などもたっぷり入っていて、沖縄の家庭料理感が溢れています。
なんだか、おばあちゃんの家に遊びに来たような、ほっこりする謎の懐かしさ(笑)
一昨年、那覇市内でも、味噌汁タイプの骨汁をいただきましたが。
その時にも似た感覚になった事がありました。
さらには、付け合せに、にんじんしりしりぽいのも付いています。
たまごは使われていませんが、ちょっとした箸休めになる素朴な味。
そしてメインの骨付き肉！
沖縄そばの出汁を兼ねた骨と違うので、骨が少なめで肉がたっぷり付いている気がします。
骨の部位も、頚椎のように細かくはなく、もっと太く、ごつい骨なので、肉が外しやすく感じました。
なんこつっぽい、コラーゲンぽいトロッとやわらかい部分が甘くておいしい♡
肉も、骨汁と言うよりは、二郎系ラーメンの豚に近いとさえ感じる、やわらかく旨味のある肉でした。
これは、もう、隅々まで、しゃぶり尽くしたくなりました。
骨の周りの肉ってのは、牛も豚も鶏も魚も、なんでこう旨いのだろうね！
ゆっくりと時間をかけて攻略して行きます(笑)
ちまちまと食べ進め、結局、完食するのに30～40分はかかってしまいました。
なんだろう、この味噌汁と、とんこつが合わさっただけで、こんなにも滋味あふれるスープになってしまうのは！
奥深いコクと旨味が全面に出ていながら、どこか健康的で自然で素朴な味わいと言う、矛盾した感覚(笑)
実は、この後、大好物の沖縄ぜんざいもメニューにあったので、デザートとしていただいたのですが。
こちらは骨汁とは、打って変わって、微妙だったので割愛しちゃいます。
これが、ぜんざい屋さんだったら困ったモノですが･･･
グランド食堂さんは骨汁をウリにしている店なので問題なし。
女将に聞く所によると、いまでこそ沖縄中部地方では何件もの、骨汁提供店がありますが。
20年ほど前には、こちらを含む2件しか骨汁を出す店は、なかったのだそうです。
それほど歴史と伝統のある、こちらの骨汁ですが。
沖縄県全体で見ると、決して目立つ存在ではない事に寂しさを感じました。
実際に十分旨いし、安いし、すぐに売り切れる店と違い、いつでも味わえると言う意味では穴場的なお店かも知れません。
女将の人柄も良く、応援したくなる優良店なのでした。
いやいや、かなり美味しかった！
ごちそうさまでした♡
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(スープ込の骨汁本体の可食部861g)
推定カロリー 約1000kcalくらい？
グランド食堂 （定食・食堂 / 沖縄市）
昼総合点★★★☆☆ 3.6