遠州焼きは、静岡県浜松市周辺に根付いているご当地グルメ、お好み焼きの一種。
浜松滞在時に面白がって、どう言う物かも分からず3件を食べ比べてみました。

賽の目状に切られた、たくわんや魚粉を使い、醤油味が最大の特徴でもある遠州焼き!
浜松市では、単にお好み焼きと言う店も多く、地域に根付いているのです!

 

 

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遠州焼きの特徴

刻まれた、たくわんと紅しょうが、ネギが入る
薄めに焼かれ2or3枚に折り畳まれている
ソースよりも醤油味が多い
魚粉が使われている事が多い
価格は安め

ぬのはし

053-473-1821
静岡県浜松市中区布橋2-10-3

 

 

八幡駅から1,708m
最寄りバス停「浜松北高前」

ぬのはし営業時間

10:30~18:00
水曜定休日

 

 

短い時間で、3件を廻りたかったので、予め電話注文をしておきました。
ざっくり20分間隔くらいで、迅速に廻って行きます!

ぬのはしメニュー

ナツ「これから20~30分で行けるので遠州焼き?を一つで悪いですが作っておいていただけますか?」
お店「20分後ですね焼いておきます」
ナツ「ちなみに大盛りって出来ますか?」
お店「50円増しで出来ますよー」
ナツ「ではソレで」

 

ぬのはし遠州焼き

450円+大盛り50円(税込)

しばらくして、お店に着き、初めて見る、遠州焼きを手にします。
生地がたまごの色をしており、大盛だけあって、量も多い気がします

 

 

見た目は、普通のお好み焼きっぽいですが、どこに、たくわんが入っているのか?(笑)
パッと見では、あまりゴタゴタしておらず、シンプルな構成に見えますが‥

ぬのはし実食レポ

いただいて見ると、中から、ごろごろと賽の目状のたくわんが出て来ました。
甘め、しょっぱめの2種類、切り方も違う、たくわんをブレンドしているのだそう。

 

 

火の通ったたくわんは甘みを強く感じます!
6~7mm四方の賽の目たくわんなので、コリコリの食感も残っており想像以上に美味!

 

 

もっとチープな食べ物かと思いきや。
紅しょうが、ねぎ、魚粉などにより、味バランスも整っています。

 

 

ぬのはし総評

大きさは3件の中で、断トツに量が多いデカ盛り風でした。
粉もんなので、生地そのものが大きかった印象。

時間が経って記憶が薄れ気味ではありますが。
画像を見返しても、醤油味ではなく、ソースっぽい味だった気がします。

 

 

総じて、普通のお好み焼きに、甘みと食感のあるアクセントで、たくわんが加わった感じ。
安くて旨くてボリューミーで、好印象でした。

か祢古

053-452-8728
静岡県浜松市中区鴨江1-30-21
新浜松駅から1,152m

 

 

こちらも同じく、行ける時間に合わせ電話注文しておきました。
ナツ「遠州焼きを一つで申し訳ないのですが焼いておいていただけますか?」
お店「○分後ですね」
ナツ「大盛りって出来ますか?」
お店「やっていないんですよ」
ナツ「わかりましたではそれで」

か祢古営業時間

11:30~20:30
不定休 創業70年近く

 

 

品の良いご夫婦が切り盛りしている、こちら。
何と!戦後間もない昭和20年台から、この地で商売を始め、創業70年にもなる老舗中の老舗なのだそうです。
それでいて、食べログには投稿が1件もなく、地方のグルメ投稿は偏りとか運みたいなモノが強いとつくづく感じるのでした。

か祢古メニュー

創業以来70年変らぬ味を続けてると言うご主人。
年代的には、2代目なのかも知れません。

 

 

価格帯的にもチープな印象がある遠州焼きですが。
持ち帰りメニューだけ取っても、老舗ならではの趣のようなモノを感じます。

か祢古遠州焼き

500円(税込)

 

 

いただいた品も、和紙にくるまれて、他の店とは一線を画している雰囲気。
包装がしっかりしており、なぜか高級感を感じる遠州焼きです。

か祢古実食レポ

 

 

いただいて見ると、出汁感、魚粉や、ねぎ、たくわん、紅しょうがのバランスが超絶妙。
生地そのものが多くないので、必然的に生地以外の分量が多いのだと思います。

 

 

ソースではなく、醤油の風味が強く、大阪のねぎ焼き山本みたいな感じ。
コク深く奥深い3件で断トツの味の良さでした。

 

 

か祢古総評

量は小さいけど、味は間違いなく一番おいしいので。
それが、むしろワンランク上の高級感を漂わせる一品。

ご夫婦ともに接客も抜群。
地元では支持されているのでしょうが、こんな店が食べログ投稿もなく、埋もれているのは本当に心苦しい!

 

 

食べ比べをするなら、ぜひともリストに加えて欲しいお店なのでした。

つづいて最後の三件目は・・・