みちくさは群馬県伊勢崎市内にある、1967年創業だと言う50年以上の歴史を誇るもんじゃ屋さん。
まだまだ知名度は高くない、隠れご当地グルメ伊勢崎もんじゃの老舗店の一つです。
いちごシロップを入った”あま“と、カレー粉を入れる”から“に加え、双方とも入っている”あまから“等がユニークな伊勢崎もんじゃですが。
伊勢崎で生まれ育った人にとっては、ごく日常的に入っている材料なのです(笑)
みちくさの店舗データ
群馬県伊勢崎市中央町22-1
0270-24-0888
新伊勢崎駅から152m
駐車場 有り
(駅から近いですが停められるスペースはたっぷりあります)
営業時間
17:00頃~22:00頃(仕入れなどにより変動)
月曜日定休割合の高い不定休
10代の頃、伊勢崎市には住んだ事もあるのですが・・・
普段、もんじゃを食べる習慣もないので、住んでいたのに伊勢崎もんじゃの存在すら、その頃は知りませんでした。
今は伊勢崎市自体もいくらか町興し的にアピールしているようで。
情報自体は偏ってはいますが、隅々まで探すと予想以上に多い20件以上の提供店が存在する事に驚かされました。
伊勢崎もんじゃ中心メニュー
みちくささんは、伊勢崎もんじゃがメインではありますが。
一般的なふつうのもんじゃや、各種定食など、多彩なメニューが用意されています。
伊勢崎もんじゃの特徴
いとごシロップを使った「あま」
カレー粉を使った「から」
両方共入った「あまから」が特徴的
さらに、伊勢崎もんじゃは一般的なもんじゃとは違い、土手を作らずに焼くのが一般的だとか!
えええええ!!!爆
そんな事やったら、スープが流れちゃうじゃん!と思ってしまいますが(笑)
事実、元々もんじゃで土手を作る事で、味に変化はないらしく・・・
昔は縁のない鉄板も多かった事から、周りに流れ出さないように焼いた事にルーツがあるだけなのだそうです。
注文は、あまとからの2つ。
あまからも頼もうかとも考えましたが、双方を混ぜて焼けば3種類楽しめると思い踏みとどまりました。
イチゴシロップ入あま
税込540円
一般的な伊勢崎もんじゃは、駄菓子屋さんで提供されている安価で具も少ないチープなモノも多いそうですが。
みちくささんは、専門店とうたうだけあり、比較的具材も多くしっかりした印象です。
それにしても、パッと見でも分かるくらい!
エロピンクが際立つ苺シロップの色!
グルメブログを書く側としては、このくらい色がわかりやすい方が、画が映えて助かります!爆
一度は、土手なしで焼こうとはしたモノの、焼きづらくてすぐに諦めました。
結局、慣れた土手を作る焼き方で、自己満足にも浸りつつ(笑)
まずは具材だけを鉄板にで焼き、器にスープを残します。
ヘラでヤサイを刻みながら、ドーナツ状に広げ、スープを流しこみ・・・
またドーナツ状に広げて、スープを流し込む作業を3回くらいに分けて繰り返します。
最後はまた薄く広げて出来上がり★
よく、もんじゃをお好み焼きと比較して、どっちが好き?なんて話題になる事がありますが、比較する事自体が違うとボクは思っています。
もんじゃは確かに食事にはなりませんし(笑)
ボクは下戸ですが、つまみとしては大好きです!
正しいもんじゃの食べ方
もんじゃの食べ方は、ヘラをスプーンのようにしてすくっていただくのは微妙なのは、ご存知ですか?
下の画のように、少量のもんじゃを薄くヘラで鉄板に引き釣りながらジューッと押し付けるのが吉!
具体的なコツは、鉄板に薄く付いた焦げの上で、もんじゃを少量だけ、薄い焦げもろとも剥ぎ取ると言う感覚で上手く行く筈です★
量が多くても厚くても、押し付けがが弱くても上手く行きませんが、薄い焦げを剥ぎ取る感覚があれば何とかなる筈。
後は慣れで、上手くヘラに貼り付けて食べる事が出来るようになると思います。
貼り付けないですくって食べるのは、程よい焦げ感が味わえず、ただの柔らかい粉もんになってしまうのが微妙(笑)
いつももんじゃをいただく時には周りを見回すと、上手に食べられる人の方が圧倒的に少ないので・・・
もんじゃをひと味もふた味も、今までより美味しくいただく為に、ぜひマスターするのをオススメします。
身につけば、本当に今までより、もんじゃが美味しく感じますから!
騙されたと思ってチャレンジしてみて下さい★
閑話休題
みちくささんの「あま」は、いちごシロップの量が一般的な店より良い意味で、かなり多い気がしました!
明らかに甘みが強いのですが、コクも強いと感じる不思議。
程よく焦がして、いわゆるおせんべいの状態を作っていただくと凄くおいしい!
具は、キャベツ、さくらえび、きりいか、紅生姜、揚げ玉等のオーソドックスなモノですが。
伊勢崎もんじゃとしては、具も全体量も多い部類だと感じました☆
ちなみに「から」にトッピングで付けた、もんじゃに必須な具材、ベビースターを「あま」にも入れたので旨味がさらに増しました。
やはりベビースターの入らないもんじゃはドコか味気ないのです。
カレー粉入から
税込648円+ベビースターラーメントッピング税込108円
ちなみにトッピングを付けた方が、他の具も少し増量されるらしく・・・
何かしら加える方が注文の仕方としては、オトクなのだそうです。
実際に「から」は「あま」よりも大きな器に、多く盛られていました。
いちごシロップの「あま」と違い、カレー粉が入る「から」は、見た目は想像よりも黄色くありませんでした。
むしろ茶色いカレーの色で、普通のもんじゃと違いが見分けにくいくらい(笑)
これまた、あまと同じように土手を作りながら焼いてみました。
スープを3回くらいに分けて、ドーナツ状から広げて、またドーナツ状にしてを繰り返します!!
やはり普段から甘さにはあまり強くないので、あまはあまで美味しかったのですが、からの方がやはり好みなのかも☆
からは要約するとカレーもんじゃなので、万人受けしやすい味バランスなのです。
これもまた、ヘラで焦げ目を剥ぎ取る感じでいただくと・・・
カレー風味と焦げ感が絶妙すぎるくらい良く合い、超うまい!
そこからさらに、卓上の薬味類や味変アイテムを加えました。
青のり、とうがらし等をたっぷりと使うと、さらに旨味がマシマシになるのは言うまでもありません。
あまから調合
あまとからを合わせた物は、「あまから」として裏メニュー的に好む人が昔から多いらしく。
いまでは、これをメインにしている店も多いほど!
合わせるをコクが増し、お互いの良い部分が上手く合わさっておいしいのです☆
あえて、あまからを注文せず。
あまとからを少しづつ別にとっておいて、合わせて焼く事で、あまからも楽しんでみました!
同じ分量にすると、圧倒的に、あまの苺シロップ感がカレー風味を圧倒します!(笑)
でも、遠くからカレーが追ってくる感じで、コクとスパイシーさが融合し超うまい☆
個人的な好みですと、あまをチョットだけ少なめに配合するのが良い気がしました。
みちくさ総評
隠れご当地グルメ伊勢崎もんじゃの教科書通りの、いちごシロップ入り「あま」とカレー粉入り「から」が安価で食べられるお店さん。
居酒屋的な側面もあるので、お酒を飲みながら、伊勢崎もんじゃが楽しめます。
ちなみに、量が多いはずのからとあまが重量は全く変わらず同じでした。
恐らくあまのほうがスープが多かったからだと推測します。
もう少し伊勢崎もんじゃが認知されて欲しい気もするので。
いま一度フォーカスを当てるべく。
伊勢崎もんじゃ店を今後も少しづつ紹介して行ければと思います。
みちくささん、50年以上も続いている老舗伊勢崎もんじゃ専門店だけあり美味しかった!
ごちそうさまでした☆
実測総重量 934g
推定カロリー 約1000kcalくらい?
みちくさ(お好み焼き/新伊勢崎駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.7