ラーメンショップは全国に約300店舗弱を展開する、北海道を除き全国に店舗をFC展開する豚骨しょうゆベースのラーメンチェーン店。
大元は同じ椿食堂から派生した、いわゆる「うまいラーメンショップうまい」ですが、そこから更に様々な店舗が派生を繰り返しています。

ラーメンショップのファンの間では一般的に「ラーメンショップ」もしくは「椿」が店名に入っていれば、ラーメンショップと見なす傾向があり。
その中でもニューラーメンショップについて、様々なラーショ店舗の店主さんからのお話や独自調査による知見が深まったので分かっている事をまとめます。

 

ニューラーメンショップいわせ外観画像食べログヨオ様拝借許可済
引用:https://tabelog.com/chiba/A1202/A120202/12009627/dtlphotolst/4/smp2/

 

ラーメンショップは1960年代に現在もGOOD MORNING ラーメンショップとして残る場所で、当時は椿食堂として始まり。
その後GOOD MORNINGラーメンショップに変更、いわゆる「うまいラーメンショップうまい」の看板になり、この時はじめてラーメンショップの屋号が使われました。
創設者は椿社長で、椿氏の息のかかったFC展開されるラーメンショップ店舗は取材に応じない為、謎が多い事でも知られています。

» 当ブログのラーメンショップ関連記事リスト一覧

楽痩茶

ラーメンショップの各店舗へのルール

ラーメンショップのFC店舗へのルールは緩く、ラーメンなどに使用する食材を本部から仕入れるだけで良いのです。
しかしながら少しずつ、仕入れの部分を独自の仕入れ先を作ったりなどから、離反する店舗も出ています。

ラーメンショップ加盟店の仕入れルール
  • ラーメンに使う醤油や味噌などの調味料
  • にんにく&らぁじゃん
  • 和えネギに使う謎の調味料クマノテ(中身は旨味調味料)
  • 丼(最初に支給される)
  • 麺はあさひやの麺(必ずしも守られていません)等々‥

    これらさえ守れば(とは言え全部ではなくても良いらしいが)、メニュー内容、味バランス、価格なども含め。
    ルールは全てオールフリーのゆるい縛りです。

    派生グループ

    ラーメンショップは、どこからどこまでをラーショと括るのか??
    これを答えられる人は恐らく居なくて、厳密にいえば椿本部から材料を仕入れている店以外は全て違うと言う事になるのですが、許容されているグループもあり。
    こうやって見ると、二郎系家系もそうですが、大元があってそこから広く派生していくのは世の中の常なのかも知れません。

    ラーメンショップ関連派生グループ
    • ニューラーメンショップ(埼玉県中心に千葉方面に多い)
    • 椿ラーメンショップやラーメンショップ椿(個人店もあり)※のれんの電話番号が0285-27-9991
    • 北関東白のれん栃木本部グループ(栃木県R4を除く全店、茨城7店舗、群馬4店舗、埼玉4店舗)
    • 新ラーメンショップ(埼玉県や四国を中心に点在
    • ラーメンショップさつまっこ
    • ラーメンショップAji-Q系(秋田を中心に東北地方で勢力拡大)
    • その他屋号も変更する個人店など多数

    北関東白のれんは紛れもない椿系列となりますが、麺のみが北関東本部白のれん共通ミツワフードセンター産の通称「生きている麺」です。

     

    »  うまいラーメンショップうまい北関東本部白のれんまとめ

     

    世間的には「ラーメンショップ」もしくは「椿」の店名が入っていれば良いみたいな風潮ですが‥
    個人的には看板のラーメンショップのFONT(字体)が異なる店で、薄い水色がトレードマークの浅く広い器が店内に1つもない。この2点に適合する店は無関係な可能性も高いのでは?と考えてしまいます。

    別件ですが家系ラーメン店の元祖と言われる、吉村家さんもラーメンショップ1号店である店舗で1年ほど修行した事があり。
    更に山岡家の創業者もこの時期にラーメンショップでの修行歴があり、いずれもラーショの豚骨しょうゆベースのスープにルーツや関連性がありそうです。

    ニューラーメンショップ

    この中から今回は、ニューラーメンショップについて深掘りしてみます。
    ニューラーメンショップの第一号は、ニューラーメンショップいわせ店!(1978年頃~2016年で閉店)

    いわせ店は評判が良い紹介制の酒井製麺を使用。
    この店舗から千葉県のニューラーメンショップ店舗(独立したかいざん等も含む)なども派生しています。

     

    ニューラーメンショップいわせ

     

    現在は二代目店主さんが屋号を変更して。
    上図のようなラーメン店を営んでいる。

    ニューラーメンショップドモン

    その後ニューラーメンショップいわせ店で修行した、土門氏が後に埼玉県戸田市にて。
    ニューラーメンショップの2号店をオープンする(1985年頃~2016年頃)

    こちらの看板に加盟店募集の表記があるように、実はニューラーメンショップの屋号を埼玉を中心に広く派生させたのはドモン店なのです。
    現存するニューラーメンショップの屋号の店舗の大部分が、当時戸田にあったドモン店出身ではありますが当のドモンは2016年に惜しまれつつ閉店!

     

    ニューラーメンショップドモン外観
    参照:https://blog-imgs-130.fc2.com/j/h/m/jhmph0yu4wiv/blog_import_5d51907f2470e.jpg

     

    その中から、カイザンや埼玉に4店舗を展開する青木亭のように独立する店舗もあり。
    実は当ブログでも紹介した事のある、ニューラーメンショップ主水(もんど)店もドモン店の出身なのです。

    大橋製麺使用店

    かつてニューラーメンショップドモンも含め、ドモン出身店の店舗の多くが大橋製麺を使用しています。
    ちなみにラーメンショップ出身で、早くに独立した山岡家も大橋製麺を使用中!

    大橋製麺使用店舗
    • ニューラーメンショップドモン出身店の大半
    • ラーメンショップから早くに独立したと言われる山岡家
    • 椿系から独立したラーメンショップ大和系数店舗
    • ドモン出身のニューラーメンショップ主水(もんど)及び主水出身店

    ※その他多数

    麺については。もう少し詳しく、今後記事にしてみたいと思いますが。
    大橋製麺、酒井製麺、ミツワフードセンター(北関東白のれん)、あさひや(椿の本流)、自家製麺(牛久結束店など)などが主なラーショ店舗の麺の仕入れ先です。

     

    関連記事 » 山岡家の朝ラーメン無限替玉何玉イケるか?実食レポ

    ニューラーメンショップ主水系列

    ニューラーメンショップ主水(もんど)は、必殺仕事人の中村主水(なかむらもんど)が語源。
    1993年にニューラーメンショップドモンで修行した、中村先代社長が埼玉県久喜市にオープン!

    » ラーメンショップ主水の実食レポ記事

    ニューラーメンショップ主水

     

    ドモン同様に主水も麺は大橋製麺を使っており、後述する主水出身店も大橋製麺です。
    実は主水店も加盟店を募集しているのですが、コロナ化以降もラーメンショップの出店は跡を絶たず。

    ニューラーメンショップ主水の出身店
    • ニューラーメンショップ主水オリジン(2021年11月~兵庫県)
    • ニューラーメンショップ主水R4店(2022年7月~栃木県)
    • ニューラーメンショップ主水R150店(2022年10月~静岡県)
    • ニューラーメンショップ主水瀬戸店(2022年11月~愛知県)
    • ニューラーメンショップ主水尾張旭店(2023年2月~愛知県)

    直近1年強の間に、一気に5店舗をニューラーメンショップ主水の屋号をつけて出店しています。
    しかもナゼか埼玉県から遠い所ばかり(笑)

     

    ニューラーメンショップ主水出身R4店

     

    » ラーメンショップ主水出身栃木県下野市R4店の実食レポ

    ラーメンショップ食べ歩きツアーをしたくなったら、栃木県は最も熱いエリアです。
    困ったら栃木県小山市を中心にお店選びをすれば、啜れる店舗には困りませんので、別のエリアにお住まいの方もぜ利用してみて下さい。
    殆どの店舗で駐車場には困りません。

    ラーメンショップからの独立について総評

    そんな感じで、ニューラーメンショップを最初に始めたいわせ店は‥
    椿社長のやり方に疑問を感じ、ラーメンショップから独立し同時にFCの材料仕入れを担当する会社の五味川氏も独立し、その後手を組んで業績を拡大した。
    山岡家が独立したもの、同じ用な流れだとの事。

    さらにいわせ店で修行し、加盟店を募集したニューラーメンショップ2号店ドモンも同じくこのような形で?
    さらにドモンから独立し、加盟店の募集をした主水も含め、FCへの材料仕入れを条件のロイヤリティとして技術指導を施し独立を補助している。

    逆にラーメンショップ牛久結束店のように独立し、うまいうまいを看板に付けず自家製麺で営業しているパターンなどもあり。
    縛りがゆるい事がラーメンショップが繁栄した最大の要因でもあり、数々の枝分かれを生んだ要因にもなっていると推察できます。

    今後も北関東白のれん店舗についてや、その他の派生グループについても知見が深まり次第記事にして行きます。
    個人的にはラーメンショップは、どこも個性がありつつ美味ければ良いじゃん!と言うスタンスです。
    今後とも宜しくお願いいたします。

     

    監修者
    ニューラーメンショップ主水店先代社長
    ニューラーメン
    ショップ主水

    店主中村氏
    2016年に閉店してしまった埼玉県戸田市にあった、ニューラーメンショップドモンでの修行を経て。
    久喜市にあるニューラーメンショップ主水(もんど)をオープン。自身の名字が中村で、修行店がドモンでの敬意をもじって店名を主水(必殺仕事人中村主水)とした。
    現在は二代目が主としてお店を切り盛りしており。
    先代店主氏は昼の忙しい時間帯のみチャーシューを切ったり盛り付け程度の仕事を手伝っている。

     

    各監修者掲載許可済
    監修者
    ラーメメンショップ水代店店主さん
    ラーメンショップ水代本店
    店主氏
    創業30年を超えるラーメンショップ北関東白のれん店の最たる研修店として知られている。
    古い店舗では壬生店、間々田店を除く殆どの北関東白のれん栃木本部の看板の店主は水代店出身で、うまいラーメンショップうまいの大元になっている椿社長とも面識があり、昔の繋がりがあると言う。
    ラーメンショップ界隈の偉人の一人。
    現在は二代目としてご子息に店舗を譲るべく、コロナが完全に終わったら引退をお考えなのだとか。